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#5 : 規制反対派の皆さんに心得ていただきたいこと
ここでは、規制反対派の皆さんに常に心に留めておいていただきたいことを申し上げたいと思います。
言っておきますが、私は「漫画やアニメやゲームやラノベなどの創作物に何の思い入れもないくせに自分のチンケな優越感を満たすために規制反対派を馬鹿にして嘲笑う手合い」では決してありません。
私は規制反対活動が少しでも成功してほしいと思っているだけなのです。

  1. 規制派の中心には何を言っても無駄
  2. 規制派は主に3種類に分類できます。

    1. 無関心だけど何となく「エロいのはけしからんから規制するべき」と思っている人たち
    2. 規制派の大半を占めていると考えられます。
      こういう人たちは時間をかけて丁寧に説明すればまだ理解してもらえるもらえる可能性は比較的高いと思われます。
      ただし、向こうの性格やあなたとの関係次第では、特に相手が中高年や高齢者の場合はうまくいかないかも知れません。
    3. 利益目的で規制を推進しようとする人たち
    4. 規制が生まれれば、そこに「金をせしめるネタ」も生まれます。
      ここでは「見逃してもらえるように警察に口を利いてやるから金を寄越せ」ということですね。
      もちろん、こういう芸当ができるのは警察のキャリア官僚に限られてくるのですが、とりわけ「警察庁生活安全局」出身者が圧倒的に多いです。
      この手の人たちはお金さえもらえれば満足して沈黙する可能性が高いですが、コストがかかりますし、何より「癪」です。
      また、「スポンサー」の意向で規制を推進しようとする政治家や団体もこの部類に入るでしょう。
    5. 思想で動いている人たち
    6. 「子供に性的欲求を抱くこと自体が許せない」、「ポルノは女性蔑視である」(ラディカル・フェミニズム)、「子作り以外の性行為、性的行為、性的欲求は穢らわしい。特に子供に関わらせるのは特におぞましい」(キリスト教由来)、「子供に性的表現や暴力表現に触れさせると制御不能な犯罪者予備軍になる」(強力効果論のうちの弾丸効果仮説)…元になる思想は様々ですが、共通しているのは「自分たちの思想を国民全員に強制したい」という強い欲求があることです。(ちなみに、「事が起こってからでは遅い。その前に手を打たなければならない。そのためには子供に性的欲求を抱かないように義務づけ、既に子供に性的欲求を抱いている人物には子供への性的欲求をやめるよう義務づけるべき」と思われるかも知れませんが、「事が起こってからでは遅い」のだとしても、「実際の子供に手を出さない」ことを強制するのはむしろ当然ですが、「子供への性的欲求自体を持たないことを強制する」のは「刑罰は加害行為に対して支払う代償」という観点から間違っています)
      無償で個人で動く人もいれば、規制派の中心にいる「助成金などを受給しながら『仕事として』組織的に活動する者たち」もおります。
      いずれも「何を言っても無駄」です。彼らを「改心」させるのは恐らく象が針の穴を通るくらい不可能でしょう。(ただし、動きを封じることは可能かも知れません。下手に接すると足下をすくわれる危険性が高いですが)

    規制派の政治家に陳情する際は、相手がどのタイプか見極める必要があります。

  3. とにかく「無関心」はやめていただきたい
  4. これはこちらのエントリでも言いましたが、如何にご自分が及ぼせる影響が小さくても、動かなければ確実に「ゼロ」なのであり、それよりは確実にマシです。
    選挙にしろ、陳情にしろ、やって「完全に無駄」ということはありません。(ただし、前項の「C」のタイプの規制派が相手の場合は別ですが)
    絶望していたり、「政治なんかダサい」と思ったりする気持ちは理解できますが(私もできれば政治に関わりたくありませんし)、それでも悪政に弄ばれたくなければ動かざるを得ないのです。

  5. 「先鋭化」は「自分の気持ちがスッキリするだけ」であり、むしろ逆効果
  6. これもこちらのエントリこちらのエントリで言っておりますが、政治家やお役人に「強硬な言動をする」ことや威圧・侮辱・脅迫・罵倒はやめてください
    本来は「規制をやめさせること」が目的だったはずなのに、これでは目的が「自分の正当性を強制すること」にすり替わってしまっています
    こういう言動は逆効果になり、下手すれば規制反対派全体に迷惑がかかることになりますので、是非ともこれは心に留めておいてください。

  7. …とにかく喧嘩はやめていただきたい
  8. 規制反対派も一人一人が考えが違うのは当然です。(「自分の好きな作品さえ規制されなければいい。自分の嫌いな作品は規制されてしまえ」というのは論外ですし、先鋭な言動が批判されるのも当然ですが)
    細かい思想の違いで喧嘩をしていては団結はままなりません。
    また、規制反対派の一人がネガティブな発言をしたら他の規制反対派が激怒して怒鳴り散らしたりやる気をなくしたりするというのも団結の妨げの要因になります。
    こういうのを規制派のみならず表現規制問題から距離を置いている人たちからも呆れられているかも知れませんよ。
    下手すれば規制反対派の中からも呆れる人が出て表現規制問題から降りられる要因になるかも知れません。
    そうすると、得をするのは規制派ですよ。

以上、口うるさくなってしまいましたが、いずれも大事なことですので、よろしくお願いいたします。
by bemix | 2013-07-13 11:19 | 表現規制問題
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